ご挨拶

新素材共同研究開発センター
センター長  正橋 直哉
 
 
 金属材料研究所は1987年、全国共同利用型研究所に改組し、将来の科学技術を支える新素材開発を目的に「新素材開発施設」を設置しました。同施設は2005年に「金属ガラス総合研究センター」に改組され、バルク金属ガラスやナノ結晶軟磁性材料などで大きな成果を挙げました。2013年には現在の「新素材共同研究開発センター」に改称され、グループを再編成して人員配置と設備を整理することで、支援システムを改善しました。その間、本所の所有する、材料の創製・評価・解析に使用する様々な装置を全国の材料研究者に開放することで、材料コミュニティの発展に貢献してきました。国立大学は2004年4月に、自己責任による運営のもとに独立行政法人となり、各大学は特色を活かした活動を目指しています。研究に眼を転じると、独創的な研究を行うために、学内外の研究者との連携の有効性が認識されはじめ、センターの役割は高まっています。2018年、本所は「材料科学国際共同利用・共同研究拠点」として認定されました。本所は、国内外からの訪問者を歓迎し、私共の材料科学の知見と実験装置を提供することで共同研究を推進します。  本センター教職員一同、所内の研究部門および他のセンターと協力し、来所者の共同利用・共同研究の支援に励み、材料科学の発展に寄与してゆく所存です。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

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